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アダルトチルドレン、毒親育ちを克服したブログ 一人で苦しみを乗り越えようと思うことをやめる

過干渉の親に育てられたら -今の自分を受け入れることで、自分を変えることができる-

過干渉で育った

私は過干渉の親に育てられたと感じます。
人生の大事な場面でも、自分で選択する機会は奪われてきました。

支配されて育つと、自分は何をやっても不十分だと感じます。

人間は誰しも不完全なんですけどね。
完全にはなれないのに、不完全な自分を受け入れることができずに、こんなんじゃダメだと常に自分を否定します。

親の顔色をうかがいながら、自分で選択することは許されないまま大人になって、もう大人になったから自分で責任とってねと社会に放り出されても、適応できないんです。

その時の私は、なんとか社会に適応しようと必死で、でもできなくて、そんな自分が情けないと思っていました。

しょうがない、今の自分の状態でなんとか生きていけばいいとか、自分ができることをやればいいとか、自分のできない部分にばかり注目しなければよかったと今では思います。

自分の弱さは、そんなに変わらない

私は今でも社会不適合者と感じるし、できない部分はあまり変わっていません。
だけど、自分を否定する感情はかなり減ってきました。

自分のできない部分はそんなに劇的に変化しないような気がします。
自分が変わることで状況が変わるというのは、自分の意識が変わることだと感じます。

私は気力も体力もあまりないし、なんでも器用にこなせるタイプではないし、人付き合いもうまくないし、毒親育ち特有の思考は今でもあります。

自分の性質や能力を変えようと思ったら、簡単ではなく、少なくとも短期間で自分の持っている能力を変えるのは大変だと思います。
だけど、できない自分を否定する感情が減ってきたことで、かなり生きづらさが軽減しました。

すぐに不安になるところもあるけれど、自分の弱さとうまくつきあっていけばいいと感じます。

私の場合、こんな自分はダメだと自分を否定する感情が、生きづらさをまねいていました。

どんな育てられ方をしても、また、育てられ方によって色々な生きづらさを感じていたとしても、今の自分の状態をそのまま受け入れることが大切だと感じます。

育てられた環境も、傷つけられた過去も、変えることはできません。

自分が望んでそんな環境に生まれたわけではないのに、どうして私を否定ばかりして支配する母親のもとに生まれてきたのだろうと思っていた時もありました。
自分の状況をそのまま受け入れることができなかったことが、さらに生きづらさを引き寄せていました。

毒親育ちだから生きづらい、そう結論付けていましたが、自分の与えられた環境を悲観する感情や自分自身を否定する感情が、生きづらさの原因だったと今では思います。

親から精神的に離れて、親に自分の気持ちを分かってもらおうとするのもやめる方がいいのかもしれません。

支配する親に、なんとか自分の気持ちを分かってもらおうとすると、いつまでも親の支配から逃れられないような気がするからです。

今の自分を受け入れることで、自分を変えることができる

自分が変わることで、生きづらさも変わってきます。

自分を変えるとは、自分の弱さを無くそうとか、自分のできていない部分を減らそうとか、自分の性質や能力を変えることではないと思います。
そのままの自分を受け入れることができたとき、自然に変わることができます。

今の自分を受け入れることで、自分を変えることができると私は思っています。

だからこそ自分の弱さとか、できない部分とかを否定しない、自分を責めないことが大事。
同じように人の弱さとか、できていない部分とかを否定しない、人を責めないことも大事だと思うのです。

毒親育ちから立ち直るには、自分自身が変わることが大切で、自分を変えるには、今の自分自身を受け入れることが何よりも大切だと私は思っています。