不安を和らげるには、大丈夫と思い込まない方がいい -自分の弱さを否定しない-
不安な時は安心できる方法を考える
不安な時は安心できる方法を考える。
そんなこと当たり前だと思われるかもしれませんが、それができていない場面が人間関係ではよく見られるような気がします。
その一番の原因は、自分が不安に思わないことは相手も不安に思う必要はないと考えているからかもしれません。
そして自分が不安に思うことと、他者が不安に思うことは違います。
他者の不安を認めることができない時、それは自分が自分の不安に向き合えていないからだと思います。
どうして向き合えていないかというと、不安や弱さを抱えている自分を否定しているからだと思います。
強くなりたいと思っているのかもしれません。
だけど人は誰だって弱さを抱えています。
そして自分の弱さと他者の弱さは違う。
だから他者が不安に思うことは、その人が安心できる方法を考えたらいいし、自分が不安に思うことも、自分が安心できる方法を考えたらいいと思うのです。
大丈夫と思い込まないこと、不安を不安のままで受け入れることが大切です。
自分が不安に思わないことを相手が不安に思っている時は、大丈夫と言わずに一緒に安心できる方法を考えていけば、信頼関係を築くこともできます。
他者の不安を不安のままで、他者の弱さを弱さのままで受け入れられたとき、自分の不安も弱さも受け入れられると思うのです。
逃げることを否定的に思わない
人は、恐くなって逃げだしたくなるようなことがあると思います。
逃げることを否定的に思っていると、追い詰められた状況でも逃げられなくなるか、逃げた自分を否定する感情がでてくると思います。
恐くなるときだってある。逃げたくなるときだってある。
人が抱えている恐れを、そのまま否定しないことが大切です。
不安や弱さは自分にとってマイナスなものではない
私はずっと自分の弱さが、自分にとってネガティブなものだと思っていました。
小さなことで落ち込んだり、不安になったり、そういう自分を好きになれなかったような気がします。
だけど落ち込むことが悪いことではないと思い始めました。
弱さは自分にとってマイナスなものではないと思えたのです。
そのままの自分を、どんな弱さも否定しないことが大切だと感じるのです。
不安に思うことは不安のままで、自分が安心できる方法を考えたらいいと思うのです。
そうすれば、自分の弱さを受け入れられるようになるかもしれません。
そして、他者の不安も否定せずに、他者が安心できる方法を一緒に考えることが大切です。
誰だって弱さを抱えています。
その弱さを否定しなければ、どんな弱さを抱えていても自分らしく生きていける。
私はそう思っています。