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アダルトチルドレン、毒親育ちを克服したブログ 一人で苦しみを乗り越えようと思うことをやめる

毒親育ちでも、幸せになる方法

幸せになれる気がしなかった

私は毒親育ちだと自分では思っていて、ずっと人生を悲観していました。

広い空を眺めても、きれいな景色を見てもあまり心に響きません。
見終わった後、一瞬で現実の世界に引き戻されることを知っていたからです。

自分が抱えている生きづらさから解放されるような、心が軽くなるような気持ちには、なれなかったのです。

私は心から幸せを感じることは一生ないかもしれないと漠然と思っていました。

母に受け入れてもらえなかったという思いが強くあったのです。

運命的なものは自分の力でどうすることもできないという現実から、私は自分の人生を悲観することしかできませんでした。

母が私の気持ちを分かってくれることはないと思ったとき、ずっとこのまま満たされない心を抱えて生きていくしかないと感じました。

どうして私を否定ばかりする母のもとに生まれてきたのだろう、そのままの私を受け入れてくれる母のもとに生まれたら、幸せな人生を送ることができたのだろうかと、思わずにはいられませんでした。

叶わない夢

私の抱えている苦しみを受け止めて、私の思い通りに助けてくれる人が現れたら救われると思っていました。

また、私には叶わない願い(夢)があるのだけども、自分の願いをどんなことをしてでも叶えようと必死になることで、そして自分の願いが叶うことで幸せになれると思っていました。

それは自分をさらに生きづらくするものでしかなかったのです。

毒親育ちが幸せになる方法

母と私はずっと折り合いが悪く、あるとき決定的な出来事があって、もう母から離れようと思いました。
帰る実家もなくなり、頼りになるのは自分自身が築き上げる人間関係だけです。
けれど生きづらさを抱えた私は、自分の人間関係もうまく築くことはできませんでした。

それでも一人は寂しくて、誰かと共に生きたいと感じていました。

私は今から数年前に、新しい環境に置かれたときに、この場所で自分の居場所を作りたいと思いました。

自分のことばかり考えていても自分の居場所は作れない。
人に尽くしていこうと思って行動しました。

無理して必死になっていたから、人間関係に疲れてはストレスを感じることもありました。
一人の方が楽と感じたことも多々ありました。

だけど少しずつ人との関係が良好なものに変わってきたとき、自然に自分の気持ちが前向きなものに変わってきたのです。

人と助け合って生きる中で、自分の居場所はここにあると感じたからかもしれません。

幸せを決めるもの

人は人の中でしか、幸福を感じることはできません。
引用元:小倉 広 『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』

自分の力でどうすることもできないことで幸せが決まるのであれば、私は今でも人生を悲観していたはずだし、この世の中は理不尽だと感じると思います。

だけど今、私が前向きになってきたのは、人と関わること、人と助け合うことを積み重ねることで得たものだと実感できるのです。

叶わない願いがあっても、変えることができない運命的なものがあっても、そのことが自分の幸せを決めるものではない。

人と共に生きていて、人に必要とされていて、自分も人を必要としていて

人と求め合って生きていけば、
人と支え合って生きていけば、

そこから幸せを見いだすことができると思います。

自分を救い出すものは自分の心の中にある。

人を大切に思う心が、人との繋がりが、自分自身を救うものとなると感じます。

以前の私は人間関係がうまくいかないと感じたとき、すぐに人から離れることを繰り返してきて、結果的にそれがさらに生きづらさを招いていました。
一人の方が楽と思うこともあるけれど、すぐに人から離れなくてよかったと感じることの方が今では多いです。

どんな育てられ方をしても、たとえ親が自分を受け入れてくれないと感じたとしても、自分を受け入れてくれる他者がいることを忘れてはいけないと思います。
自分から人を信じるとか、自分から人を愛するとか、人との関わりを自分であきらめないことが大切です。

私は今でも色々な弱さを抱えているけれど、どんな弱さを抱えていても、自分らしく生きていけばいいと感じます。

自分を支えている周りの人に関心を向けていくこと、人との関わりをあきらめないことが大切だと私は思います。