期待しすぎない、執着をやめても、希望が無くなるわけではない
20代の頃、刹那的に生きていた
私は20代の頃は、人生を悲観していました。
ただ生きることにさえ不安を感じているのに、この先どうなるのかなと思っていました。
楽しいこともあったけれど、とても刹那的に生きていました。
私はジムに通っていた時、人生が充実している50代の女性との出会いがありました。
とても明るくて楽しそうで前向きな人でした。
その人に、「なんかしんどくて。30歳くらいまで生きたらいいかなとか感じることもある。」と言ったことがあります。
そしたら、「私も20代の頃はそう思っていた。だけど今50代だけどすっごく楽しいよ。若い頃は色々な葛藤があるよ。生きることがしんどいとか、そう感じることもあるよ。」って言ったんです。
少しびっくりしました。
共感されるなんて思わなかったし、そんなネガティブなこと言わないでとか、言われると思ったからです。
なんとなく若い頃の方が夢とか希望に満ちあふれていると私は思っていました。
若い頃でさえ夢とか希望を見いだせないのに、この先、年をとっていくだけで、さらにしんどくなるのではないだろうかと感じていました。
だけど今30代後半になって、年をとるにつれて夢や希望が無くなるわけではないと感じます。
自分の人生に期待しすぎない
若い頃は自分を少しでも良く見せようと必死だったような気がします。
親や自分の理想とする人生とは程遠い生き方しかできなかったから、少しでもよい結果を追い求めていました。
自分の人生を情けないと思っていたし、どうしてこんな生き方しかできないのだろうと思っていました。
すごく息苦しかった。この息苦しさは年をとるにつれてもっと苦しくなるような気がしていました。
だけど少しずつ妥協する感情も出てきて、今の自分の環境でなんとか頑張っていこうと思うようになりました。
自分を大きく見せようとか、自分を卑下するとか、できない自分を責めるとか、そんなことする必要はなかったんだと感じます。
今、自分ができることを頑張ったらいいと思うのです。
期待しすぎない、執着をやめても、希望が無くなるわけではないんです。
色々な理想の形はあるけれど、どうしようもできないこともある。
それでも今の自分の状況で、希望を見いだすことはできる。
それがやっと今、分かってきたような気がします。